このブログを動かすのはいつぶりでしょうか。いったい誰が見てるんだという話は置いといて、お久しぶりです。「卍5年目卍」「卍4年卍の」長尾です。いつまで学生してんねんというクレームは承っておりません。久々のインカレブログなのでちょっと懐かしさを覚えますね。
前置きもそこそこに、インカレへの情熱を熱烈に語ろうかな・・・と思います。珍しく今回は比較的真面目に話そうと思います。(もちろん脱線しまくります。)
実は初めてレースで得た権利
話は2021年にさかのぼります。私は学連でバチクソ労働をかましていたため、関カレには出ず、西カレに出る予定でした。しかし当時は緊急事態宣言で西カレとコロナが丸被りし、まさかの中止に。代わりに死ぬほどイージーな記録会に出場し、インカレ出場権を獲得しました。(きっと去年の西カレはその代償でしょう)
そうこうしていると何の因果か突入した5年目。神津や迫、田嶋の姉貴やるいくんの誘いもありせっかくだしもう一度頑張るか、、、というわけで再開したトライアスロン。インチキTTバイクなる卍My戦闘機卍をひっさげ西カレの戦いを勝利に終わらせ、どうにか最初のインカレ選手を決めてきました。(はいそこ関カレより楽とか言わない) 日吉へ凱旋し、チームとしていい流れを作ることができたのは僥倖でした。
さて、月日は3週間たち、学連として行った東日本インカレこと関カレ、熱い想いを抱えたJ.の選手たちがスタートしました。例のごとくフィニッシュ担当でスタートからはるか離れたゴールから見守っているため、いつだれが上がってきたか知るすべはありません。唯一分かるのはランコースを走る選手の姿のみ。信じて選手の帰りを待つことしかできません。もどかしさを感じつつ、全員の健闘を祈ります。
先陣を切ったのはここちゃん。スイムでかなり出遅れたものの、鍛え上げたバイク力とランが火を噴き、ボーダーぴったりで突破。明らかにチームとしていい流れが来ている、といって差し支えないムードが来ていました。男子もこれはいいんじゃないか?と期待していました。そんな思いを抱えつつ、フィニッシュにて選手を待ちます。
最初に戻ってきたのは潤と一太。多少差はあるものの、トップ10という順位で戻ってくるのを見ると、さすが歴戦の猛者といったところでしょうか。手前みそではありますが二人ともJ.を代表する名選手です。層の厚さや人数の少なさに埋もれてはいますがそれこそ一つの時代を作り上げている、といえるほどに。
次に戻ってきたのは岡村。1週目の走りを見て安心したのもつかの間、一向に戻って来ません。見逃したことを祈るも、自分は何もできない。戻ってきたときには様々な感情が入り混じった表情でした。本人の気持ちを推し量ることは失礼なのは百も承知ですが、悔しい。それに尽きるでしょう。同じ学連で直属の後輩と戦いたいのは自分も同じですが結果というものは残酷です。NOと言われたらどんなに行きたくても叶わないのですから。
次に来たのは貫立。スイマーかつランナーとかいうトライアスロンのためにあるようなバックグラウンドをひっさげ、まさか1年インカレ決めるのでは・・・?と期待が高まるものの、やはりバイクが厳しい。それはそうでしょう。2か月でそんなぽんぽん漕げるようになったらたまったものではありません。僕の沽券にかかわります。それでも1年でこの順位というのは大したものです。来年どうなるか、その場に自分はいるかはわかりませんが楽しみですね。
神津が帰ってきました。完全に潰れたランを見て、3年前チーム内TTでつぶれた自分を思い出しつつ、彼のゴールを迎えます。特にフィニッシュ直後の彼からの「すいませんでした」は応えました。長距離スポーツの悪いところで、インカレなどがかかった順位を狙うとき、一度無理だと悟ってしまう(気づいてしまう)とそこからペースが戻らない、上げられない人がほとんどです。あまりのつらさに周囲の応援も力に変えられない。気持ちの弱さと言えばそれまででしょうが、そうした経験をすることで強くなれると私は信じています。
ここからは冗長になるので割愛しますが、他の選手も続々と帰ってきました。3人同時ゴールでデッドヒートしたり、漢の6周回を決めたり、来年につながるレースをした選手もいました。確かに今回の関カレはインカレ突破者の少ない厳しいレースでしたが、きっと来年悔しさを乗り越えた選手や奮起を誓った選手がレースを荒らしてくれる、それを信じてやみません。
しかし、厳しいもので結果は結果。インカレ突破を決めた男子は自分を含めて3人と、私がJ.で禄を食むようになってから史上最大の山場を迎えているのかもしれません。そしてメンツがメンツです。歴戦の猛者二人とクソモブ一匹です。一時期はやったワニと子猫のミームみたいな感じです。
さて、そんなJ.が迎えるインカレレース。仮にインカレにテーマがあるとしたら自分が掲げるテーマはこうでしょう。
強いJ.を守るための戦い
こんなことを偉そうに言う資格はないのかもしれません。だって二人におんぶにだっこなのですから。ゆりかごから墓場まで要介護です。そもそもラップされてしまってはスタートにすら立てません。
だからこそクソモブの3枚目、奮起する必要があるんです。ゴールで待ってる2人がいる。これまでJ.がつないできた偉大な先輩方によって紡がれた強いチームの歴史、それを途絶えさせるわけにはいかないのです。4年前の観音寺で見た小池さん、久山さん、草間さんのように。下の学年にあの表彰台に立ちたい、と思わせられるようなチームを残す。これがチームとしての戦いだと思っています。
そして1年生に向けて希望を遺す。かつて36分半でスイムをあがり、何者でもなかった自分でもインカレの舞台で戦える、というところを見せなければ下級生にとってインカレは果てしなく遠く、夢のない舞台へと離れて行ってしまいます。エース格じゃないと狙えない舞台ではなく、死ぬ気で練習すればたどり着ける舞台であることを示したい。そんな夢を「遺せる」よう戦おう。そう思っています。
…なんて偉そうに能書きを垂れましたが完走しなければ何も始まりません。マネさん、応援のすべてを総動員して2年前たどり着いたゴールテープを切れるよう死力を尽くしたいと思います。
次のライターは最近こちら側になったうちらのエース、潤です。第1パックになったらラップしないでね(笑)