お世話になっています。
 Team J.の必殺仕事人(初めてこんな呼び方した)、杉浦から紹介にあずかりました、本年度主将を務めます総合政策学部3年、神津宏明です。我らが大先輩、中村からはじまり頼りになる後輩たちが繋いできてくれたリレーブログも7日目となりました。観音寺でのインカレは中止となりましたが予定通りリレーブログを引き継がせていただきます。インカレの出場権を獲得できなかった私がインカレという舞台について語るのは少々烏滸がましい気もしますが、ご一読いただければ幸いです。

インカレ中止で思うこと

 昨日インカレの中止が発表されました。正直まだそれが現実だとは思えませんし気持ちの整理もついていません。

 慶応の選手だけでなく他の大学の選手も含めて、インカレ選手たちがどのような気持ちでインカレへと向かっていたのか、私とは比べ物にならないほどの覚悟を持ってこの一年を過ごしていたことは、インカレ選手たちの顔を見れば一目瞭然です。私なんかより数百倍も出場予定だった選手の方が悔しいはずですし、彼らの悔しさは私なんかがたやすく理解していいものでもないでしょう。そんな中でインカレ選手でもない私が何を発することができるのか、何を発することが正解なのか、筆をすすめている現在も悩んでいる次第です。

 インカレ中止の一報を聞いた時、自分の中では「またか」という気持ちが湧き出てきました。私たちの世代は、つい数年前にコロナによって高校生活という一生に一度の密な時間を奪われました。部活動の大会も多く無くなりましたし、日々の学校生活もストップし、マスク必須、様々な学校行事も無くなったりと、挙げ出したらきりがないほど色々なことを我慢してきました。でも、私の高校生活を振り返ると、色々なものの規模が縮小され、延期や中止となる中でも、決してつまらなかったとは思いません。

マスク越しではありましたが友達と色々なことを話し、些細なことで笑い合い、様々なことと向き合い、笑顔の絶えない高校生活を送りました。確かに理想としていた高校生活とはかけ離れていたかもしれませんし、大人から見れば可哀相な高校生活を送ったかもしれません。でも、高校を卒業して数年経った今となって振り返ると、自信を持ってかけがえのない三年間を過ごしたと言えます。

 そう、結局は自分次第なのです。置かれた状況の中でいかにその時を価値のある時間にできるか、与えられた環境の中でいかに成長するか、そんなことを私は数年前のコロナ禍から学んだような気がします。そして、今回のインカレの中止も、時間が経ってから振り返った時に自分たちを一回り成長させてくれるきっかけとなった、と振り返ることができるようにしなくてはならないのではないでしょうか。

 私たちTeam J.は今年一年のチーム目標をインカレ団体入賞と設定をしました。インカレという結果は報われませんでしたし、戦わずして負けました。正直、今年の慶応のインカレ選手たちならやってくれると思っていましたし、ずっと背中を追い続けてきた先輩や後輩が観音寺の舞台で闘う姿を全力で応援したかったです。ただ、こればっかりは誰かが悪いわけではないですし、この一年やってきたことが無駄になることは決してないです。今までやってきたことをいかに来年に繋げるか、さらにはシーズン終盤のレースに繋げるかが試されているのではないでしょうか。来年こそは団体で表彰台に乗って強いTeam J.を取り戻しにいきましょう。そして、私自身もJ.内3枚目以内に食い込むつもりでいるので、みなさん期待していてください。

 この試練を乗り越えた先に更なる強いTeam J.が待っていると信じましょう。

最後に

最後にみんなへ。来年のこの時期になって「去年のインカレの中止が、去年の1年間が自分をより一層成長させてくれたんだ」そう胸を張って言えるように今日からまた一緒に練習しましょう。もしかしたら代替大会が開かれるかもしれないし、他の目標を定めることだってできます。インカレ選手も、来年以降の出場を目指す選手も気持ちだけは切らさずにお互いに高め合っていきましょう。

 そして、私自身も

来年こそは念願の観音寺を走る

そう決意を固めて、私のブログを締めさせていただきます。

 拙い文章でしたが最後までお読みくださりありがとうございました。

さて、明日のブログはTeam J.最強スイマーの島田です。彼の泳ぐ姿には本当に惚れ惚れしますね。実は彼にはエンジンとスクリューが内蔵されているんじゃないかと今でも疑っているのですがいまだに見当たりません。そんな島田くんが何を語るのか、みなさま楽しみにお待ちください。

“After The Rain”-Complex <https://www.youtube.com/watch?v=nydWcDncip4

著者

井上碧

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