なんと、私にバトンが回ってきた。実に困った。35,36期はともかく、それより下の代からしたらよく分からないIRONMANブログを書いている人としか認識されていないだろう。

とはいえ、現主将の碧より熱烈なラブコールを頂いたからにはちゃんとしたことを書かねばなるまい。せっかくなので、偉そうなことを語ることとしよう。

予選を見に行って

私はJ.の熱狂的なファンなので休日を全返上して東西インカレ予選に行った。J.から離れて早2年、あの時完走でやっとだった選手たちが見違えるほど逞しくなり、J.の一員として力強く戦っていた。

before

初々しさを感じる。

絶望のラン後。

after

闘志に燃えた良い顔。

photo by Athlete of Japan

そんな彼ら、彼女らの姿を見るとボロ泣きしてしまうのは年齢のせいだろうか。(ところで神津のゴール写真がいまいち少なくて悲しい、誰か持ってないですか??)

一方で勝負の世界と言うのは残酷なもので、これまでの練習が必ず報われる訳ではない。惨たらしいことに、数字というのは嘘をつかないが故にあと数分、数秒ともなるとあの時ああしていれば、こうしていれば、が頭にこびり付いて離れない。

もっと言えば絶望的な才能の差を感じてバッキバキに挫折することさえもある。(特に1年生の皆につきましては必ず誰かは経験します。経験したら一緒に飲みましょう。無限に語り明かせます。)

実際のところ、苦杯を喫したり、高い壁を実感する選手がほとんどなのだと思う。行けるかな、どうかな、という選手がちゃんと行けることと言うのは中々無いものだ。

その苦しい中で腐らず、前を向き続けた選手がインカレという舞台に立つことが出来るのだと思う。
(じゃあ私はどうだったのかとか言うことについてはあえて言及しない。うるせえ!!)

あと一歩の選手や、高い壁を感じた選手も、この戦いを糧にして次は大活躍してくれると勝手に思っている。(誰とはいいませんが、かっこいいところ、次こそ見たいナ!)

インカレに何を思うか

なにしろ最後に出たのが2年前な挙げ句、完走していない。後ろから来る徳山くんと小林さんに爆速で回収されているのでレースそのものは記憶がほとんどない。

唯一覚えているのは周回の各折り返し地点で先頭が明らかに近づいて来ていることである。あの時の絶望感と言ったらない。だってこっちは限界なのにあっちの方が速いんだもん。

そんなことは置いて、一方でインカレってこうだよな、という確かなことがある。

月並みな言葉ではあるが、全員で戦っていることである。マネージャーや行けなかった選手も含め、みんながインカレで戦っているのである。

だから私は選手だけでなく、観音寺にいる全員にエールを送りたい。選手が成績を残すのは間違いなくその場にいる応援やサポートがあってこそだからだ。(それはそれとして僕がラップされたのは僕が弱いからです、悲しいこと言わせないでください)

マネージャーへ。選手の努力を誰よりも横で見てきたからこそ、応援、という言葉では足りないほどの情熱で観音寺に輝く選手たちのサポートをしてあげてください。

応援する選手へ。共に高めあったからこそ、その舞台の重みを、インカレ選手への敬意を知っているはずです。選手が輝けるよう、喉が潰れるほどの応援をしてください。

一方で1年生は応援ももちろんですが是非インカレの熱量を堪能してください。いつかこの舞台に立ちたい、と憧れを抱ける、そんな日、そんな場所が観音寺インカレです。(私が1年生の時は大先輩方の第1パックや大集団を引き連れて試合をひっくり返す先輩を見てカッケーーーーーーとなってました。)

選手の5人へ。その舞台に立つのに色々なものを犠牲にしたはずです。私は学事が大変なことになりました。

憧れだった人もいれば、さらに上の世界で戦う人たちもいるでしょう。色々な想いを持って戦うと思います。

それを知っているからこそ気負わず、とはあえて言いません。

皆さんはJ.の精鋭であり、慶應義塾大学の塾生としてその舞台に立ちます。

誇りをもってスタート台へ向かってください。

そして、J.の強さを見せつけてやってください。

ここまでの努力を最大限発揮できるよう、全力で応援します。

最後に、
思いっきり楽しんで来てください。

(ここで一太が爆笑しているはず)

残念ながら観音寺とメルボルンは9000km近くもあるので現地には行けないですが、オンラインでバチくそに応援します。戦う全ての者達へ、最大限のエールを。

次は練習量も情熱も異次元の男、貫立です。個人も団体も表彰台、期待していい?

著者

長尾 星史朗

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