我らが主将神津さんから引き継ぎました、肩甲骨にスクリューを搭載している2年の島田翼です。

昨年引退された偉大なOBである長尾さんの遺志を継いでバイクを色々といじっておられる神津さんですが、そのロードバイク好きが高じて今度はロードレースに出場されるみたいです。パレード走行からかましてくれるらしいので皆さんぜひ応援しましょう。

昨年のインカレが終わった時点から今年のインカレには必ず出場するつもりでいたので貫立のように帰りの新幹線では何を書こうか考えていたのですが、スマホを確認したところメモは姿を消してしまっていましたね。なかなかアイデアが浮かばない中、インカレ中止のニュースが伝えられてしまったことでさらにテーマを見失ってしまいました。困ったものです。

しかし「ピンチの裏にはチャンスあり」ということで今後2年間で書くことはないであろう(ないと願いたい)インカレ出場が叶わなくなった現在の心境について綴っていこうと思います。

インカレという目標

インカレを見た後はすっかり出る気満々になっていた僕ですが、それまではあまりインカレというものを意識していませんでした。今の自分を知っている方はびっくりだと思います。自分でもびっくりです。初めて出場したカンカレですっかり怖気づいてしまい、そんな目標を口に出すことをためらっていたのかもしれません。

↑昨年のカンカレ前。この後ウェットが脱げず、大幅なロスをするなんて夢にも思っていません。

そんな僕ですが、大きな転換点になったのが昨年の観音寺でのインカレです。先輩方のレースには本当に本当に心動かされました。人生で1番感動しました。なかなか大げさな表現かもしれませんが、小学生くらいからの記憶を辿った限りではやっぱり1番です。昨年観音寺に連れて行ってくださった先輩方には本当に感謝してもしきれません。1年間努力し続けられたのは間違いなく昨年の経験があってのことですし、先輩なくしてカンカレ突破は成しえなかったことだろうと思います。

しかしあの感動を今年の1年生に与えることができないというのは、とても悔しく思います。台風のことは恨んでも恨みきれませんね。「次のインカレは自分の番だなぁ」と寝る前に妄想していたも時期あったのですが、その夢は1年後に持ち越されてしまいました。

僕が第一パックで引きずられながら後輩の石黒に呼び捨てで檄を飛ばしてもらうというところまで想定していたので実現できなく残念です。来年は彼と一緒に第一パックを回しながら自分が檄を飛ばしていたいですね。最近1年生には刺激をもらってばかりなので同じスピードで成長し続け、一生追いつかせないように頑張ろうと思います。

インカレ中止について

ブログ投稿の直前だったということもあり、インカレ中止についてはなかなか整理がついていません。拙い文章になってしまっていたら申し訳ないです。

インカレに出場する選手、出場が叶わなかった選手、そしてサポートの方々全員がそれぞれの想いをもってインカレという舞台に臨む準備をしてきたでしょうし、僕自身もインカレ出場を第一目標に1年間努力してきました。そんな中、インカレという目標が失われたことは非常にショックですし、「来年」がない4年生は私よりもはるかにやるせない気持ちでいると思います。

代替大会の開催も検討されていますが、観音寺という特別な場所でのインカレに出場するということはもう叶いません。なにより、昨年のインカレからずっとその背中を追いかけてきた一太さんの最後のインカレでともに戦うことができなかった、ということが最も心残りです。ですが同じ舞台で戦うチャンスはまだ残っていると信じています。代替大会が開催された際には気持ちよく勝利して生涯こすり続けたいです。(自分も欲丸出しです)

ピンチをチャンスに

ここまではインカレ中止への悔しさについて述べましたが、このことは僕にとって必ずしもマイナスだったわけではありません。知っている方もいるかと思いますが、インカレが予定通り開催されていれば自分は肩の負傷により棄権するつもりだったからです。

もちろん延期になったわけではなく中止という判断であるため手放しに喜べるというわけではありません。観音寺でのインカレに強い思いを持っていたチームメートを間近で見ていましたし、僕自身も観音寺で輝く彼らを見ることができなかったことは残念です。

合宿中に落車しケガを負ってからの2週間はほとんど練習することができず、チームを普段よりも少し外側から眺めていました。3種目とも練習できないというのはトライアスリートにとって致命的ですし、非常にもどかしい期間でした。苦しそうに、しかしそれ以上に楽しそうに練習するチームメートを見て何度も落車した場面を思い起こし、防ぐ方法はなかったのかと考える日々でした。

ですが辛かっただけというわけではありません。自分がどれだけ恵まれた環境でトライアスロンをできているか、ということを強く実感した期間でもありました。切磋琢磨しあえるチームメート、不自由なく競技に打ち込める環境を作ってくれるマネージャー、そして僕のことを第一に考えてくれる家族に支えられながら自分はトライアスロンに挑戦できています。

もともとインカレに出場することができなかった僕にとって、インカレの中止は代替大会というチャンスが与えられたとも捉えることができます。ケガをしてからの2週間の経験は必ず競技に生きるでしょうし、さらに強くなって帰ってきたら漫画みたいでかっこいいですよね。代替大会の開催が叶うのならば、僕を支えてくれる全ての人、そしてトライアスロンができることに感謝しながら自分の全力を出し切りたいと思います。

今までで1番のレースをします。ぜひ見ててください。

最後に

書きたいことを書いていたら長くなってしまいました。来年までに簡潔な文章を書ける練習もしておかないとですね。

僕のブログは以上です。最後まで読んでいただきありがとうございます。

次のブログを担当するのはここぞという場面で力を発揮する男、井上碧です。

↑この写真はやっぱり使うよね。撮影してくださった菅家さん本当にありがとうございます。

↑そして1年後のカンカレ。Jマネの酒の肴にもなった名写真です。次は3人で表彰台に!

カンカレでは最高のパフォーマンスを見せ、ボーダーぴったりでインカレを決めた最高の同期です。

Jの中でも最高にアツい彼がどんな形でインカレリレーブログを締めくくってくれるか楽しみです!

著者

Tsubasa Shimada

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